地域をきれいに守る！周南システム産業の清掃ボランティア活動

会社が地域の中で活動する以上、「地域とのつながりを大切にしたい」と考えるのは自然なこと。
周南市に本社を構える周南システム産業株式会社では、そんな思いを“清掃ボランティア活動”というカタチにして、もう10年以上続けています。

「お世話になっている地域の皆さんへ、感謝の気持ちを込めて。」
そんなシンプルでまっすぐな想いが、社員一人ひとりの行動につながっているのです。

どうして清掃活動を？背景には60周年の節目

この取り組みが始まったのは2010年。
創立60周年を迎えたのを機に、「地域に何か恩返しをしたい」という事で始めたのがきっかけです。

以来、年に一度、本社から徳山駅周辺や国道2号線沿いを中心に清掃活動を実施。活動当日は社員が自主的に集まり、歩道のゴミ拾いや植え込みの清掃を行います。
活動後にはお弁当や飲み物の配布もあり、ちょっとした楽しみも。お子さん連れで参加する社員もいて、和やかな雰囲気で毎年続けられています。

コロナ禍では中止の年もありましたが、それでもこの活動は止まることなく、今も地域の景色の一部として続いています。

続けてわかった“地域とのつながり”

「思っていたよりもゴミが多いことに驚いた」
「歩道の植木の中など、普段見えないところにゴミが溜まっている」
そんな発見も、この活動ならでは。

また、活動中に地域の方から「ありがとう」と声をかけられることも。
その一言が、何よりの励みになるといいます。

社員同士の交流の場にもなっており、普段関わりの少ない部署間での会話も自然と増えるなど、チームワークの向上にもひと役買っています。

清掃だけじゃない！地域とともに歩む企業へ

この活動を今後も続けていくにあたり、「範囲を広げる予定はない」とのこと。
それは、“身近な場所を丁寧にきれいにする”という姿勢を何より大切にしているからです。

また、清掃活動に限らず、徳山夏まつりでは企業神輿にも約100名の社員が参加。地域のお祭りを盛り上げ、住民とのふれあいを楽しんでいます。

「山口県で働きたい」と思ってもらえるような、地域に根差した企業になること。
それが、今後の大きな目標です。

おわりに｜“きれいにする”だけじゃない価値

ボランティア清掃活動というと、単なるゴミ拾いに思えるかもしれません。
でも、周南システム産業のこの活動には、「地域への感謝」や「人と人とのつながり」といった、目には見えにくいけれど大切な価値が詰まっています。

一つひとつの行動が、企業の信頼や未来をつくっていく。
そんなことを教えてくれる、あたたかな取り組みでした。