だしの素でお馴染み 株式会社シマヤ│お客様にも社員にも健康であってほしい
こんにちは、編集長の箭内です。
テレビCMや店頭でもおなじみ『シマヤ~、だ~しの素♪』
商品は知っていても会社のことはよく知らない方が多いのではないでしょうか。
だしの素の会社が徳山にあるってご存じでしたか?
徳山駅みゆき口から歩いて約5分、都町にある株式会社シマヤ本社にお邪魔しました。
株式会社シマヤ
シマヤは1890年(明治23年)に味噌醸造業として、現在の山口県周南市福川で創業しました。1964年(昭和39年)には、風味調味料『シマヤだしの素』を初めて世の中に送り出しました。 株式会社シマヤ ホームページより
今から数えて129年前に創業、55年前にはシマヤを代表する商品『だしの素』が誕生していました。
実は、「シマヤだしの素」が風味調味料の先駆けなんです。
商品を少しだけご紹介
お料理をされる方で「シマヤだしの素」知らない方はいないのではないでしょうか。
なんとシマヤさんでは、だしの素だけで25商品ものラインナップを誇ります。
「ダシは味噌汁とか煮物くらいしか使わない」なんて思っている方、いませんか?
シマヤさんでは、だしの素発売55周年を記念して「だしわざ55」という特設レシピサイトを公開しています。
さらに、本格派におすすめな「だしパック」や味噌・しょうゆなどの調味料も展開。
(シマヤさんの商品一覧はこちら)
シマヤが目指す健 康経営とは
だしわざ55レシピを眺めているのも楽しいのですが、今回は「シマヤが目指す健康経営とは」を取材します。
お話しをしてくださるのは、株式会社シマヤ代表取締役社長 原田道太さんと総務部長の柳孝之さんです。
シマヤが目指す健康経営とは
株式会社シマヤは、山口県に本社をおく企業では2社のみという「2019年度健康経営優良法人ホワイト500」認定
「健康経営優良法人ホワイト500」とは何なのか?何故取り組みを行うのかを伺いました。
健康経営優良法人ホワイト500とは
「健康経営優良法人」とは、経済産業省が実施している制度です。
(健康経営優良法人認定制度 経済産業省HP)
急速に意識が高まり2019年度には800社ほどがホワイト50
とはいえ、簡単に認定されるものではありません。
社員の健康管理や、ワークライフバランスに目を向けて、心身ともに元気な状態で働ける環境を作っている企業が認定されます。
明確な項目が用意され実施・維持がされているかもチェックされるため、中途半端な取り組みでは認定されない、
つまり「実際に社員やその家族が心身ともに元気になるような努
シマヤが健康経営を掲げる理由
株式会社シマヤは、東洋水産グループ健康経営方針および株式会社シマヤ経
営理念に基づき、会社にとってかけがえのない財産である社員とその家族の
心身の健康の維持・増進を図り、活き活きとした職場で最高のパフォーマン
スを発揮し、活力と生産性を共に向上させるべく「健康経営」の実現に向け
た取組みを推進することを宣言します。
そんな株式会社シマヤの経営理念は、
「和して創る」、「自然の恵みを大切にし、『やさしく、おいしく、たのしく』にこだわり、和み商品を提供することにより、お客様の健康で豊かな楽しい食生活に貢献する」
創業110周年にあたる2000年にプロジェクトを編成し、徹
「社員ひとりひとりが家族ともども、身も心も健やかで活き活きと、そして最高のパフォーマンスを発揮することができるよう」
この考えをシマヤさんの健康経営の取組みとして発信している原田社長。
お客様の健康で豊かな楽しい食生活に貢献する企業として、社員の健康に配慮する健康経営は必然だったのでしょう。
健康への意識が高いシマヤさんでは、減塩だしなど商品ランナップにも健康を配慮したものが多くありますので、是非チェックしてみてくださいね。
シマヤの健康経営実践例
認定を目指す以前から健康経営意識の高かったシマヤさん、様々な取り組みをされています。
- 健康診断は社員の家族も受診可能
- すべての社員を対象にストレスチェック
- 自販機や弁当にカロリー表示
- 社内での喫煙禁止
- 週1回のノー残業ディ
- 有給休暇の取得促進と時間外・休日労働抑制の実施
- やまぐち健幸アプリで楽しみながら歩くことを促進 など
やまぐち健幸アプリの企業コードを登録して、企業別歩数のランキングにも参加しているシマヤさん。なんと、山口県内の企業で1位になっているとのこと!
ちなみに地域別ランキングで「周南市」は16位…。この機会に意識して歩きたいと感じました。
社内に影響は出ているか
山口県が行う「やまぐち健康経営企業」の取り組みにも参加し、丸2年以上「健康経営」を積極的に実践しているシマヤさん。
社内ではどのような変化があったのか気になります。
国産メーカーが販売している禁煙アイテムで、ホワイト500を取得した後にメーカーから偶然商品DMが送られてきたそうです。
商品が気になる方は、シマヤの柳さんに聞いてみてくださいね。
有給休暇の取得や残業は、上役の人が意識的に改善することで会社全体のムードを変えていったそうです。
上司が残業していたら帰りにくい、というのは会社員あるあるですよね。
話題の働き方改革はどう受け止めているか
健康経営とは別に、2019年度は「働き方改革」関連法が順次施行されました。
「働き方改革」は、この課題の解決のため、働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指しています。働き方改革特設サイト 厚生労働省
シマヤとして実践していること
先ほども話題に出た有給休暇取得について、平均取得日数が2016年度は9.7日だったのが2018年度は11.8日と順調に取得日を伸ばしています。
学生さんたちからも福利厚生は好評
また、10月に山口維新百年記念公園で行われた学生向け企業説明会では福利厚生のニーズを実感したのだとか。
なんと、シマヤさんでは東京勤務であっても、
35歳未満の独身者は借り上げ社宅に実質月1000円の家賃で入居できる福利厚生もあるのだそう。
他にも、「子供が小学校6年生まで時短勤務が可能」、「1か月の平均残業時間13時間」などは学生さんに好評だったとのこと。
生活費のサポートに繋がる内容やライフイベントを考慮した制度は、長く働きやすいと感じるので確かに魅力的ですよね。
従業員への想い
とにかく、「身も心も健やかで活き活きと」という言葉がすべてだと柳さんは言います。
プレゼンティーズムとは、何らかの疾患や症状を抱えながら出勤し、業務遂行能力や
労働生産性が低下している状態
編集後記
健康経営の取り組み以外にも、地域の小学校で食育として「味噌づくり体験」を行うシマヤさん。お客様に寄り添い、社員に寄り添い、地域に寄り添い、を実践し続ける素敵な会社でした。
いち消費者として、これからもだしの素を愛用していきます!