トライアスロン皆生大会優勝の吉村選手に直撃インタビュー!練習方法や普段の過ごし方など

トライアスロン吉村さん画像

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徳山にトライアスロンの強者がいるってご存知でしたか?

過去にも優勝の経験がある吉村選手に、トライアスロンで強くなる秘訣や普段の生活で気をつけていることなどをインタビュー。

さらに、仕事と趣味のバランスのとり方なども伺いました。

目次

トライアスロンとの出会い

吉村さんインタビュー画像

トライアスロンと聞くときつい競技、というイメージがありますが、そもそもなぜ、やろうと思われたのでしょうか。

始めたきっかけ

吉村優介さん
高校に入学して水泳、高3で陸上を始め、それならトライアスロンができる!と自分で思いついて、卒業文集に書いたのがきっかけなんです。
山口美香
夢や目標は紙に書くとよい、と聞きますが、無意識に実行されていたのですね。でも、自転車は新たに加えないといけないですよね?
吉村優介さん
そうなんです。自転車は高いものなので、トライアスロン仲間から借りて始めて、一年後にやっと購入しました!

吉村さんがこの時購入した自転車のお値段・・・なんと40万円だそうです!!

今はさらに高価な自転車を購入し、使用しておられるそうですよ!

トライアスロンとは

  • スイム(水泳)、バイク(自転車)、ラン(ランニング)を1日で行い、3種目の所要合計タイムを競う競技
  • 1970年代にアメリカで生まれたといわれている。
  • 日本では1981年、鳥取県の皆生(かいけ)温泉で初の大会が行われた。
  • 2000年のシドニー大会より、オリンピック正式競技となった。

引用元:コトバンク

競技歴

そんなこんなでトライアスロンを始めたという吉村さんですが、構成する3種目、それぞれの競技歴は「スイム16年、自転車11年、ラン14年」だそう。

ーこの中で、得意な種目、これは苦手、という種目など、ありますか?

吉村優介さん
得意なのはスイムです。でも、嫌いなのもスイム(笑)。

ちなみに、いちばん好きなのは自転車だそうです。

泳いでいる間、(次の自転車のとき)どんな景色が見られるかな?と、楽しみにしておられるそうですよ!

 

トライアスロンの魅力

ー吉村さんにとって、トライアスロンの魅力とは?

吉村優介さん
他の競技とくらべて、他者との競争性が少ない、と感じます。優勝者だけがゴールテープを切るのではなくて、一人ひとりに切らせてくれる。テープを切れば、全員が「完走者」ですからね!
吉村優介さん
ランニングの時など、ペースや呼吸が合えば、知らない人と話しながら走ることもあるんです。

そうやって昨年の大会で出会った人と一年後に再会するなど、人との出会いがまた、楽しいのだそうです。

 

また鳥取県の皆生大会では、

吉村優介さん
街中を走るので、ラーメンとか、いい匂いがするんです!終わった後に何を食べようかな?と考えながら走っています。

実際には内臓にいちばん負担がかかるので、思うように食べられないそうなんですが…

そういった楽しみも、あるのですね。

 

トライアスロンで強くなるためには

吉村氏レース中の様子

皆生大会で、すでに三度の優勝を果たしている吉村さん。強さの秘密はどこにあるのでしょうか。

トライアスロンの分類

トライアスロンはその総距離設定によって、大きく以下の5~6つに分類されます。

  • ミニ・・・・・・・・・・・スイム390m、バイク18㎞、ラン4.2㎞(総距離22.6㎞)
  • スプリント・・・・・・・・スイム750m、バイク20㎞、ラン5㎞(総距離25.75㎞)
  • ショート・・・・・・・・・スイム1500m、バイク40㎞、ラン10㎞(総距離51.5㎞)
  • ミドル・ハーフ・・・・・・スイム2000m、バイク90㎞、ラン21.1㎞(総距離113㎞~)
  • ロング・・・・・・・・・・スイム3.9㎞、バイク180㎞、ラン42.2㎞(総距離180㎞~)

引用:BIGLOBE

※ この分類の中で、吉村さんはロングが得意、なのだそうです。

練習方法

ー数あるトライアスロンの分類の中でもロングコース、かなりきついと思うのですが・・・普段、どんな練習をしていらっしゃるのですか?

吉村優介さん
よく聞かれるんですが、気の向くまま・・・今日は天気がいいから自転車やろうかな、という感じなんです。やりたい時にやりたいことをやっています。その日だけでできた・できなかったの判断はしません。
山口美香
そこだけ聞いていると、趣味の延長で楽しんでやっていらっしゃる感じです。それで三度も優勝される実力、というのはすごいですね!
吉村優介さん
練習も楽しいし、レース本番も楽しいんです。嫌になった時はトライアスロンをやめる時かな、と思っています。
吉村優介さん
一年を通してモチベーションを維持するのは難しいので、1か月2か月くらい、練習しないこともあります。今休んでも来年の大会に影響しないな、と判断した時などは休みますよ。

食事内容

練習内容は気の向くまま、ということですが、食事面で気をつけていらっしゃることはありますか?

吉村優介さん
以前、大会10日前から炭水化物、たんぱく質をとらず、体内の糖質を極限まで減らすカーボローディングという方法をやったことがあるんです。体重が7㎏落ちたんですけど、糖質をとらないので計算ができなくなりました(笑)。
吉村優介さん
それでもカーボローディングで良い結果がでたので、次の年からもやろうと思ったんですが、体が覚えていて嫌がってしまって。自分でもストレスだったので、やめました。
山口美香
甘いものは控える、〇〇は摂らない、など、決めていることはありますか?
吉村優介さん
ありません。甘いものはむしろ好きですよ。

ちなみに吉村さん、お酒もあまり飲まないそうです。飲まないというより飲めない、強くないです、とおっしゃっていました。

 

仕事とのバランスのとり方

吉村氏インタビュー画像

練習内容も食事も、「気の向くまま」「自由に」とおっしゃる吉村さん。それでも会社員として、トライアスロンと仕事の両立には、大変なこともあるのではないでしょうか。

気をつけていることなど

ここでも、「楽しんでやっているので、それがストレス発散につながっているのかな。」とおっしゃる吉村さん。ストレスが溜まっている時は、練習内容に如実にあらわれるそうです。

ーどのように出るのですか?

吉村優介さん
無駄に力が入っているんです。走るスピードが速くなって、タイムを見て、自分でストレスが溜まっているなと分かります。疲れたな、と感じた時が発散できたときですね。
山口美香
トライアスロンの練習がストレス発散につながって、仕事にもつながっているんですね!そういう自分の保ち方、うらやましいです。

とにかく、「自分にストレスになることが本当に嫌なので、食事とか練習とか、何も考えていないんです。」とおっしゃる吉村さん。

楽しいかどうか」で判断されていて、そのスタンスで10年くらいやっておられるそうです。そのスタンス、見習いたいと思いました。

普段どんな仕事をしている?

吉村さんは、日本ゼオン株式会社の徳山工場(周南市那智町2‐1)に勤務していらっしゃいます。

大地の永遠と人類の繁栄に貢献するゼオン」を企業理念に、徳山のほか、高岡(富山県)、川崎(神奈川県)、水島(岡山県)などに主力工場をもつ会社です。

徳山工場の主要製品として、合成ゴム、合成ラテックス、重合法トナー、カーボンナノチューブなどを製造されています。

山口美香
タイヤやベルト、プリンター、化粧用パフにゴム手袋など、身近なものの原料を製造しておられるのですね。吉村さんはどんな仕事に従事されていらっしゃるのですか?
吉村優介さん
ぼくは、トナー製造に従事しています。

吉村さんのゼッケンに入った「ZEON」の文字にもぜひ、ご注目ください。

今後の夢や目標

吉村さんトライアスロン練習中の画像きつい競技というイメージの強いトライアスロンですが、世界的には86才で世界記録をだした選手もいるそう…それも日本人なのだそうです!

それを考えると、競技人生まだまだあと、30年、いや50年⁉

吉村さんの今後の目標などをお聞きしました。

トライアスロンで

日本国内で、ロングの大会が皆生大会のほかに3つ あるとのこと。

新潟県の佐渡、長崎県の五島、沖縄県の宮古島だそうです。

吉村優介さん
ほかの3大会にも出て、できれば優勝したいです。4つとも出場している人はいるんですけど、制覇した人はいないので。
吉村優介さん
宮古島には一時出ていたんですけど、最近は縁がなくて。宮古島だけ、出場するのに65歳までの年齢制限があるので、それも考慮してまた出たいですね。
山口美香
ぜひぜひ、4つとも挑戦して、制覇してもらいたいです!徳山にこんなすごい人がいる、と、さらに自慢できちゃいますね!

将来的には

生涯現役でいたい、できることなら、レースが終わってコロッと死ねたら理想です。」とおっしゃる吉村さん。奥様にも、何かあったらごめんね、骨だけは海にまいてね、と伝えているそうです。

山口美香
心の底からアスリート、なのですね。

そして4才になる娘さんに対しては、好きなことをしてくれれば…と言いながらも、

「トライアスロン、やってくれたら嬉しいな。」と、ちょっぴりパパの胸中ものぞかせていました。

 

吉村さんから見た「徳山」

吉村さんインタビュー画像生まれてこのかた、徳山から離れたことがないという吉村さん。名実ともに故郷、なのですね。そんな吉村さんから見て、徳山はどんな街でしょうか。

吉村優介さん
徳山は練習環境がいいんです。海があり山もあって、競技場もありますし、道路も整備されている。トライアスロン競技者にとって、恵まれた環境だと感じます
山口美香
実際、トライアスロンをやっている人も多いそうですね。練習環境がいいとのことですが、ご自分で仮のコースを作って練習することはありますか?
吉村優介さん
昔はしていたんですが、自転車やキーの置き場所などを考えたり、紛失が心配になったりするのでやめました。
吉村優介さん
練習でやるのは2つまでです。続けて3つ(泳ぐ・自転車・走る)はやらないようにしています。

聞けば吉村さん、一日で3回も4回も練習したことがあるそう。

朝食をとって練習に出て、昼食後にまた出て・・・という感じで、週末に一日12時間も、練習に充てたことがあるそうですよ!

吉村優介さん
気分が乗ると寝なくてもいいんです。寝るよりも練習が大事なんです。

本当に、トライアスロンを愛していらっしゃるのですね!

インタビューを終えて

徳山にこんな素晴らしい選手がおられることを知り、誇らしい気持ちになりました

きついイメージしかなかったトライアスロンを、練習もレース本番も、楽しみながら取り組んでおられる吉村さん。

今回お話を伺って、何に対してもですが義務に感じるのではなく、そんな風に楽しみながら行えたらいいな、と強く思いました。

山口美香
これからも応援しています!!吉村さん、ありがとうございました!
トライアスロン吉村さん画像

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