【徳山ヒト図鑑】vol.1 廣谷嘉孝さん

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周南市生まれ周南市育ち、大学生ライターのまゆです!

徳山ヒト図鑑は、そんな私が徳山で生きる人々にインタビューを行い、紹介する企画です。

“ヒト”を媒介とした、徳山の過去、今、未来に迫ります。

目次

本日の徳山人、廣谷嘉孝(ひろやよしたか)さん

廣谷嘉孝さん

お店の前で一枚。

廣谷さんは、株式会社モードサロンBonの専務取締役です。

Bonは銀南街の中ほどに位置する、老舗婦人服店。

創業から60年以上、地域のご婦人方に愛され続けています。

廣谷嘉孝さん

銀南街の中ほどに位置する。

廣谷嘉孝さん

街のご婦人が集う、憩いの空間。

廣谷さんとあの頃の徳山

徳山歴は40年

廣谷嘉孝さん

高校を卒業後、ファッションの勉強をするため東京の専門学校に進学。

アパレル会社に勤務し、東京で約10年を過ごします。

平成9年、家業を継ぐために徳山に帰ってきました。

道源
徳山に帰ってきたころのことについて教えていただけますか?
廣谷さん
徳山に帰って来て、下松に西友ができていたことに一番驚きました。郊外に大型店ができるなんて頭になかった。そして、新南陽にも大型店が建ちました。それからだんだんと、外に人やお店が流れていくのを感じるようになりました。
道源
その様子を見てどんな風に思っていましたか?
廣谷さん
最初は大きく問題には思っていませんでした。だけど、平成11年に徳山サティの撤退が決まったんです。そのあと、他の大型店の撤退も決まり、さすがにまずいと思うようになりました。当時、銀南街の販売促進部会に所属していて、なんとか知恵を出して、少しでも街を盛り上げないといけないなと、そんな気持ちになりました。
道源
街の様子を見ていて、他の場所に移ろうという気持ちにはなりませんでしたか?
廣谷さん
他の場所に移ろうという気持ちにはなりませんでした。徳山で生まれ育って、自分の土地と建物がある。それに、昔からの大事なお客さんにお店は支えられてきたと思います。今の場所を離れて商売をしようとは思わなかったです。

商店街を盛り上げるため奔走する日々

だんだんと街が空洞化していく中、銀南街が50周年の節目を迎えたとき、徳山商店街の転機が訪れました。

他の商店街も同時期にできているため、この機会に徳山商店街全体で50周年のイベントをしようという話が持ち上がったのです。

廣谷さん
それまでの商店街は各商店街で、販促活動や青年部の活動をしていました。
道源
バラバラだったんですか!知らなかったです。
廣谷さん
そこで初めて、各商店街が集まったんです。それがきっかけでできたのが徳山商店街青年部です。
廣谷嘉孝さん

現在、廣谷さんは青年部の5代目の会長を務めている。

青年部は、商店街で行われるさまざまなイベントの中心的な存在です。

廣谷さん
自分のところだけ良ければいいという考え方は、今の時代に逆行している。それまでにはなかった横のつながりができました。街全体が同じ方向を向いている街づくりをしていきたいです。

廣谷さんとこれからの徳山

ご自身のお店だけでなく、商店街を広く見渡している廣谷さん。

徳山の未来について、どんな風に考えておられるのかを聞いてみました。

徳山を、ゆっくりと時間が流れるような街に

道源
これから、徳山をどんな街にしたいですか?
廣谷さん
商店街の話でいうと、商店街同士、お店同士の連携を強めていきたいです。例えば、お店が他のお店のことを把握していて、コレが欲しいならあそこに行ったらいいですよとか言えたらいいですよね。
道源
いいですね!
廣谷さん
それには、情報発信がとても大事だと思います。お客さんだけでなく、お店にも発信していかないと、と思います。それと、お店の魅力は商品もだけど、人でもあると思うので、もっと人が前面に出る商店街であれば面白いなと思います。
道源
徳山で過ごす人にとっては、どんな街であるといいと思いますか?
廣谷さん
新駅ビルや徳山駅前図書館ができて、時間がゆっくりと流れていくような雰囲気ができた。これからは、街全体をゆっくり人が歩くような場所になってほしいなと思います。

市民にとって、徳山商店街はステージ

道源
廣谷さんご自身が、徳山の街のためにできることは何だと思いますか?
廣谷さん
人のお世話をすることを、使命のように感じています(笑)。人と人をつなげていきたいです。いわば、徳山商店街は市民にとって、ステージ。市民のみなさんが活動しやすいように、つながりを作るのが自分の役割だと思います。

廣谷さんと今の徳山

徳山の好きなところ

廣谷さん
徳山駅、駅ビルです。古き時代も今の時代も、徳山の核はやはり徳山駅だと思います。人が集まり、そこから回遊性ができて、街に人が広がっていく。好きなところでもあり、どうすれば徳山駅から人が街に出ていくのかという最大の課題点だとも思います。

徳山を一言で表すと…

廣谷嘉孝さん

ご自身の結婚式での一枚。徳山に帰って来てからご結婚され、以来ずっと徳山の街と一緒に生きてきました。

廣谷さん
子世代、孫世代に残していく「財産」。我々も、昔の世代からこの街を受け継いできました。それは、この街が好きだからこそのこと。次の世代にも、街を好きになってもらいたいし、そう思われる街にしていきたいです。

次の方、紹介していただけませんか!?

次回の徳山人は、寿美屋角谷みのりさんです!

廣谷さん
昔はよく一緒に飲みに行っていました(笑)。愚痴を聞いてくれる、良き先輩です。

寿美屋については、こちらの記事をご覧ください!

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編集後記

道源
徳山への愛が伝わってきました。「お店の魅力は人」「商店街はステージ」名言もたくさん飛び出しました!廣谷さん、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

周南市生まれ周南市育ち。周南市を愛する社会人ライターです。

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